2004-02-19 06:51:43 +0900 (1748d); rev 1
AlphaStation600 に FreeBSD/Alpha をインストールしたときのログです。 → FreeBsdAlpha
まずファームウェア。細かい話は AlphaFirmware を参照。 AlphaStation600 は ARC と SRM 両方を積んでいるので、 当然のように SRM を使う。
デフォルトのグラフィックカードだとなぜか ARC の画面が映らない。 どうも 64bit PCI であることがなにか関係しているらしい。普通の パソコン用のグラフックカードを挿すとうつる。もちろん AGP バス なんかついてないので PCI でないとだめ。
さらに、?AlphaStation 600 は匡体のフタを開けたままだと起動しなかったりする。 きっちりと閉めよう。最初は壊したかと思ったよ……。
またどうしてもモニタが映らない場合は シリアルケーブルを使って通信するといい。 ヘタレな PC と違って、Alpha ではシリアルコンソールで ファームウェアも操作できる。つまり、モニタを一切使う必要がない。 → SerialConsole
ようやく SRM が出せたので、FreeBSD のインストールに移る。 インストールしたバージョンは RELEASE の 4.4。もう 4.5 が出て いるのだが事情により 4.4 が必要なのだ。 まずはブートイメージをダウンロードしてきてそれをフロッピーに 焼き、FDD からブートする。FDD からブートするための SRM コマンドは 以下のとおり boot dva0 だ。しかし……
>>>boot dva0 (boot dva0.0.0.0.1 -flags A) failed to open dva0.0.0.0.1
というエラーになった。google で "failed to open" ?AlphaStation を 検索したら一件だけヒット (つーわけでこのページが二件目になると思う)。 Alpha 関係の ML のログで、どうもその人と全く同じ状況のようだ。その メールへの返信には「とりあえず FDD のメディアとドライブをチェックしたら?」 と書いてあったので (意訳)、ドライブを換えてみた。FDD は普通の パソコン用のでよい。するとメッセージが変わった。
>>>boot dva0 (boot dva0.0.0.0.1 -flags A) block 0 of dva0.0.0.0.1 is a valid boot block reading 15 blocks from dva0.0.0.0.1 failed to read dva0.0.0.0.1 bootstrap failure
なんと、google で発見したメールの人もドライブを換えたあとで 全く同じエラーに遭遇している。偶然もあるもんだ。しかしその メールには続きがない。まあ、read エラーなら今度はメディアのほう かな、と思って別のフロッピーでイメージを作りなおしてみた。
>>>boot dva0 (boot dva0.0.0.0.1 -flags A) block 0 of dva0.0.0.0.1 is a valid boot block reading 15 blocks from dva0.0.0.0.1 bootstrap code read in base = 142000, image_start = 0, image_bytes = 1e00 initializing HWRPB at 2000 initializing page table at 134000 initializing machine state setting affinity to the primary CPU jumping to bootstrap code loading /boot/loader Console: SRM firmware cosole VMS PAL rev: 0x1000000010114 OSF PAL rev: 0x1000000020116 Switch to OSF PAL code succeeded. FreeBSD/Alpha SRM disk boot, Revision 1.0 (jkh@jkh234.osd.bsdi.com, Wed Sep 19 18:48:30 GMT 2001) Memory: 524288 k /kernel data=0x31afd8+0x261b8 - Please insert MFS root floppy and press enter:
完璧。ここまでくればあとはパソコンとなんら変わりはない。 パッケージを適当に選んでぶちこむだけだ。 パッケージソースは CD とか FTP とか NFS とか、 いろいろな選択肢がある、ように書いてあるのだが、 ちょっと検索してみた感じ、 持っているマシンで全てうまく動くとは限らないようだ。 特にネットワーク経由でなにかやる場合はイーサネットカードが DEC 純正のやつじゃないと SRM が検出してくれず無間地獄に落ちることが多いらしい。 まあ、AlphaStation600 は隅から隅まで DEC 純正もので 固めてあるのでこのへんは心配ないだろう。
インストールのスピードを考えると CD が欲しかったのだが、 ぷらっとホームで Alpha 用バイナリの入った FreeBSD を 発見できなかったのでやむをえず FTP で直接取ることにする。 基本システムだけならたいしてデカくはあるまい。 ちょうど「B. Minimal」という選択肢があったので、 これを使ってみることにした。20MB くらいかな? ADSL ならなんてことない。
絶対どこかでひっかかるだろうと思ったのだが、 インストーラにまかせるだけで何事もなく進む。 Alpha はインストーラが起動するまでがちょっと厄介だが、 そのあとはたいしたことないということなのかな。
パッケージのインストールが終わった。 「あとからインストーラを起動したいときは /stand/sysinstall を実行してね」 か。なるほどなるほど。/stand は standard の stand かな。 このあとはもう UNIX 知ってればどーにでもなりますな。 root でログインしてパスワードを入れ、 ユーザアカウントを作って……というお決まりの作業だ。
ブートするたびに SRM から boot コマンドを打つのはバカらしいので、 電源投入後に OS が自動ブートするように設定する。 これにはSRM の環境変数を設定しておけばよい。 → SrmConsoleTips
>>>set auto_action boot >>>set bootdef_dev dka0
auto_action が「電源投入後の動作」の意味。 halt をセットすれば SRM プロンプトが出て止まる。 bootdef_dev は「boot (するときの) default device」という意味。 dva0 がフロッピーで dka0 が ID 0 の SCSI デバイス (普通は HDD)。 なお、環境変数の値は「show」とだけ打てば一覧できる。 出力が多すぎるときは Unix のように | more すればいい (一応言っとくと less はない)。
2002 年の夏にハードディスクがクラッシュしたので OS も入れなおすことにした。 簡単かと思ったらえらい苦労してしまった。
まず最初は前に入ってた FreeBSD 4.4/Alpha を入れようとするも、 なぜかインストールの FTP が動かない。 これは単にネームサーバの IP アドレスを間違ったためと判明。
直した。今度はなぜかインストーラがダウンロードの途中で止まる。 これも単に 4.4RELEASE のバイナリが FTP サーバからなくなってたからだった。 まあ、しかたない。
ちょっと眺めたところ、インストーラの「Expert」の Options に リリースバージョンを指定できるところがあったので、 ここに 4.7-RELEASE を指定してみる。 するとチャンクを 6 個読んだところで固まった。原因不明。追求不能。 やっぱり 4.4 のフロッピーで 4.7 をダウンロードしたりしたのがいけないのだろうか。
今度はいきなり 5.0 にチャレンジ。 フロッピーからブートしようとするが、カーネルに制御が移った時点で落ちた。 まあ 5.0 はまだ unstable なのでしかたがない (特に Alpha は)。
4.7 のフロッピーで再度チャレンジ。同じ症状でカーネルがブートせず玉砕。 これはヤバい。本気でヤバい。
しかたがないのでいきなり目先を変えて、今度は NetBSD を使ってみる。 CD-ROM にブートイメージを焼いてチャレンジ。またもカーネルブートせず玉砕。
これはアレですか? わたしには Alpha は無理だというお告げでしょうか。 最後のあがきで 4.4 フロッピー + 4.7 イメージをもう一度だけやってみることにする。
通った。あれれれ? これはどういうこと? ようするにコンピュータで大事なのは根性ってことですか? 謎だ。
Related Pages: AlphaStation600 FreeBsdAlpha
system revision 1.162